35歳英語力0⇨TOEIC805・英語が話せるようになるまで

スポンサーリンク
Photo by akky, Land’s End in Cornwall, England

英語が話せたらいいなと思うけど、『もう年だし今から勉強しても…』と一歩を踏み出せない方。

大丈夫です!今からでも英語は話せるようになりますよ

悩んでいるみなさんが安心して英語学習をスタートできるよう、当時35歳で英語力ゼロの平凡な会社員だった私が、働きながら国内で英会話を身につけた体験をお話しします。

ざっくりと流れをまとめると、以下のようなことをしました。詳しくは本文をご覧ください。

インプット
1.英語に慣れる期間〜英単語を1日10個調べるなど
2.英文法を復習〜中学高校文法の問題集を1冊やり込む
3.リスニングと練習〜Duo3.0をシャドーイング

アウトプット
4.海外にメル友を作りメッセージ交換
5.週一でマンツーマン会話レッスン
6.オンライン英会話レッスン
スポンサーリンク

イギリス大好き!だけど英語力はゼロ

wooden scrabble tiles on red paper heart

全く英語が話せなかった初のイギリス旅行

20代半ばからイギリスの音楽に傾倒していた私ですが、初めてイギリスを訪れたのは新婚旅行の30代前半の時でした。少し英語が話せた元夫に引き換え、英語が全く話せなかった私はイギリス入国時の質問すら聞き取れず冷や汗をかく始末でした。
イギリス滞在中はほとんど英語を話すこともなかったし、話そうとも思わなかったのですが、
1回だけ話す機会がありました。


それは、ポストカードと切手ー日本宛の切手を買う時でした。
レジで日本の切手が欲しい旨を伝えなくてはならなかったのですが、
出てきた言葉といえば

「Stamp, Japan」(切手、日本)

たったこれだけ。レジの人に何とかわかってもらえたものの・・・笑
私の英語力のなさはさておき、1週間ほどの短い滞在を経て、
帰国する頃には私のイギリス熱はさらに高じていました。

旅行ではなく、ここに住んでみたい

そんな思いに取り憑かれたものの、英語力ゼロのしがない会社員だった私にイギリスに住む手立てなどなく、また夫にもたしなめられ諦めるしかありませんでした。

英語学習するきっかけとなった夫婦の危機

新婚旅行から数年後、諸事情により夫婦生活に翳りが見え始めます。
努力しても状況は変わらず、精神的に追い込まれる日々。

先が見えない・・・心の置き場がない・・・
辛い毎日でした。

「何かして気を紛らわそう」と思っていた時に思いついたのが
英語学習でした。
元夫の周囲には英語話者が多かったので、そちらの方向に意識が向いたのでしょう。
その時は具体的な目標があったわけでもなく、
とにかく辛い現状を忘れるために没頭できる何かが欲しかったというのが一番でした。

スポンサーリンク

英語が全然わからない!心が折れそうになりつつ…

young troubled woman using laptop at home

何も聞き取れなかったリスニングCD

英語の勉強は大学受験以来だったので、ネットでおすすめされていた『Duo3.0』というCD教材を買いました。
早速挑戦してみたところ・・・

「は⁉︎何このスピード!まったく何も聞こえない…英語、無理じゃない?」

それもそのはず、ネイティブのナチュラルスピード(自然な速さ)の朗読や会話文を英語力0の私が聞ける訳ありません。
そこでやめてしまおうかと思ったのですが、

「今諦めるのは早すぎる。とにかく2週間やってダメならまた考えよう。」

と気を取り直し、とにかく英文スクリプトを見ながら同じ文を何回も何日もひたすら聞きました
するとようやく単語レベルで聞こえるようになってきたのです。

英語に少しずつ慣れていく

person holding a green plant

いきなりネイティブの通常スピードのリスニング教材で英語の洗礼を受けた私は、身の丈に合わない教材で英語が嫌にならないためにも、少しペースダウンすることにしました。
そこでやったのは以下のようなことです。

・身の回りの英単語を調べてメモする
・Youtubeの英語系チャンネルを見る
・好きなアーティストのSNSやHPをチェック
・子供向けアニメや絵本を見る

机に座って勉強するのではなく、スキマ時間にちょこっと英語にふれる程度でした。

本格的に英語の勉強をスタート

英語が生活になじんできて、もう少しできそうだと思ったので、1ヶ月かけて中学・高校の文法がまとまた問題集をやりました。この本だけに絞り、間違えた問題は何度か解き直しました

その次はリスニング。初期には難しすぎたDuo3.0に再チャレンジです。

この本ではリスニングと発音が練習できました。英文を聞き、それを追って読む(シャドーイング)をやりました。大変でしたが文がスムーズに言えるようになるまで、ひたすら繰り返しました
またこの本には会話などでよく使う単語がたくさん出てくるので、単語を覚えるはのにも役立ちました。これを2ヶ月ほど続けました。

スポンサーリンク

TOEIC650点突破しても日常英会話ができない!

women having a conversation

英語基礎を固めるためTOEICを受験

せっかく勉強を頑張ってきたんだし、せっかくならTOEICを受けてみようかな。
600点くらいあれば英会話の基礎固めとか将来の役に立つかも?

と思い立ち、3ヶ月ほど集中的にTOIEC L&Rの勉強をして650点を取得

その数ヶ月後に念願のイギリス一人旅!
人生2回目の一人旅はまさかの海外とは!!
飛行機と宿は旅行会社で予約し、レストランやバスチケットは苦戦しつつ英語サイトで予約しました。

カフェで注文できても、街の人と会話できない

前回はイギリス入国時の質問にヒヤヒヤでしたが、今回はスムーズにクリア!
ホテルでのチェックインなどフロントの人との会話も問題なし!

レストラン・カフェ、ショッピングでもちゃんと話せた。

英語がわかるって素晴らしい!!

と思ったのも束の間。

街の人がちょっとした事を話しかけてきました。これが違う街で2回ありました。
(「何で電車、来ないのかね」みたいな)

????

今、何とーーーー?

全くわかりませんでした。

決まった場面での会話は予測できるし練習もできます。
それに引き換えフリートークは話題が多種多様で事前準備が難しいものです。

今後、必要なのは会話の練習だ!

英語上達にはアウトプットが必要不可欠!

Photo by akky, Tokyo 2022

初の英会話レッスンでぐったり⁈

私がイギリス旅行で学んだのは以下のことでした。

たとえインプットができていても、アウトプットなしでは話せない

そこで会話の練習をするため、インターネットの先生紹介サイトでネイティブの先生を探しました。

・週1で1時間、カフェで対面レッスンできる
・日本語が話せない(甘えないために)
・イギリス文化を楽しみながら会話練習
・若すぎない落ち着いた人。できれば女性

何人かと短いトライアルレッスンをし、50代前半のMarkというイギリス人の先生が優しくて良さそうでした。(残念ながら女性の先生は見つかりませんでした)

初レッスンは楽しかったです!

反面、これまでにないほど疲れて、ヘロヘロになったのは覚えています。

外国人と一対一で長く話したのは初めてだから
不自由な英語を使って1時間会話したから

こんな理由からものすごく疲れてしまったのだと思います。数回のレッスン後、ようやく疲れないようになりました。その後、イギリスに行くまで、2年ほどレッスンを続けました。レッスン以外でも趣味を共有できる素晴らしい先生でした。

外国人とメール交換してみる

Markとのレッスンは会話中心だったので、メールや文を書く練習をしたいと思いました。この時点では短い文を書くにもいちいち調べたりして、ものすごく時間がかかっていたのです。

そこでオンラインの交流サイトに日記を投稿してネイティブに添削してもらったり、外国人のメル友を探してメッセージを交換したりしました。

そこで苦戦したのはチャットでした。瞬発力がないので、すぐ返信出来ない!メールはいくら時間をかけてもOKなので、Eメールでやり取りしていました。それでも言いたいことが書けなかったり、色々と調べているうちに返信に何時間もかかることがありました。

そこでネイティブが書いてきた文や言い回しを盗んで使うことにしました。これはとても役に立ち、自然な表現が身につきました。
実は今でもたまに婚約者や友達の言い回しをこっそり真似しています笑

語学交流イベントに参加

一度アウトプットの必要性に目覚めた私は、積極的に国際交流会や語学交換イベントなどに参加するようにしました。

とはいえ社交性が高い方ではないので、そこで友達を作って…などのようにはいきませんでした。

それでも、外国人との会話はもちろん、日本人同士でも英語で会話したり、その人たちの英語学習や英語のバックグラウンドについて聞くのは良い勉強になりました。

この時点では、話題や語彙は限定的で間違えたりするものの、一応英語が話せる状態でした。

イギリスで実践的なコミュニケーション力をアップ

Photo by akky, England 2014

離婚とイギリス渡航

残念なことに結婚生活に終止符を打つことを決断しました。そこで心機一転、今こそあの念願を叶える時が来たのです。

イギリスに住むこと

語学留学はお金がかかるし、一応話せるようになっていたので却下。色々と調べて最長1年のイギリスでの住み込みのボランティアプログラムというのを発見しました。

これだ!!

渡英予定を半年から8ヶ月後に設定して、そのプログラムに申し込みました。それからは今まで以上に英語を頑張りました。

・週イチの対面レッスンに加えて毎日オンラインで英会話レッスン
・英語で書かれた文法問題集を解く
・メル友との日常的メッセージ交換
・英語関係のイベントに参加

これまでの人生で何かのためにこんなに真剣になったことは、ありませんでした。
そして2015年の夏から1年のイギリス生活をスタートしたのです。

イギリスでの生活を経て英語スキルアップ

住み込みボランティア先は障害者の施設で、そこには他にも日本人ボランティアがいました。
毎日英語でイギリス人の施設利用者や他の外国人スタッフと会話していくなかでは
わからないことや英語が通じないこと、聞き取れないこともたくさんありました
それでも会話力は日本にいた時と比べて各段にアップしました。

大変なこともあったけど何とかやっていけたのは、周囲の人が助けてくれたおかげでした。
特に利用者さんからいろいろな話を聞いたり、一緒に出かけたりする機会が多かったのですが、
そうした触れ合いはとても新鮮で、これまでと違う考え方や多くのことを学びました
単なる英語スキルだけでなくコミュニケーション力が大切だと実感しました。


滞在中は休みのたびにイギリス各地や時にヨーロッパを訪れたり、長期のバックパック旅行をしました。イギリスの野外フェスでは初の一人テント泊までしました。

またメル友に会いに行けたのも嬉しい出来事の一つでした。
旅行先では見知らぬ人とおしゃべりしたり、パブで一緒に盛り上がったり、時には知らない人との交流も楽しみました。


日本にいたときとは全く違う生活、自国では得られない貴重な経験。

旅行ではなく生活することで、より深くイギリスを知ることができたが、何よりの収穫でした。


イギリスで過ごした1年間は私にとって何にも変えがたいものです。

イギリス帰国後も英語に触れ続ける

日本帰国後に英語を使わなくなって英語が話せなくなる…というのを恐れ、時間がある時に国際交流のイベントに加したり友達を作るようにしました。
また英語を使う仕事をしたり、AirbnBで外国人に料理を教えたり観光ガイドをしたりしていました。コロナが落ち着いたらまたいつかやりたいと思っています。

2018年に受けたTOEICは805点でリスニングはほぼ満点でした。会話には力を注いできましたが、読解は鍛えていないので妥当な点だと思います。たまに英語の本を読むこともありますが、まだまだわからない単語がたくさんあります。こんな時、英語の勉強には終わりがないんだなぁと実感します。

それでも、ネイティブとも非ネイティブの英語話者とも話ができるだけの英語力とコミュニケーションスキルが身についたことは、私の人生での1番の快挙だと言えるでしょう。

私のように何の取り柄がなくても、35歳過ぎていても、国内にいても、仕事していて時間がなくても、
目標に向かって正しい方法で努力しさえすれば、英語は必ず話せるようになります。

英語の勉強が苦痛だったり、やめてしまいたくなったりすることがあるかもしれません。
でも、ここでやめてしまったら叶う夢も叶わなくなってしまいます。
少し休んだとしても、続けていければ着実に目標に近づいていけます。

本当に叶えたい目標がある人は強いものです。諦めずに夢に向かって一歩ずつ進んでいきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました