スコットランドで何と100年以上も前のボトル入りメッセージが発見されたとのニュースがBBCに取り上げられました。何とも興味深いニュースですね。どこでどのように発見されたのかBBCの記事の抜粋を訳付きでご紹介します。
135年前のボトル入りメッセージが床下から発見される
配管工はエジンバラの家の床下に穴を開け、135年前のメッセージが入ったボトルを発見した時、自分の目を疑った。
Plumber :配管工、水道管業者
contain :含む、入れている
ピーター・アラン(50)はビクトリア時代のタイムカプセルを発見した。彼はそのウィスキーボトルとぴったり合う位置で床を開けた。
彼は階下へ急いで降りて行き、モーニングサイド(地名)側の部屋にいた家のオーナーに告げた。
オーナーのエイリー・シンプトンはそのボトルを開けてメモを読むため、ボトルを粉々にせねばならなかった。
アラン氏はBBCスコットランドにボトルの上の床をまっすぐカットした幸運を信じがたいものだと話している。
彼は「その部屋は10×15フィート(約3m×4.5m)で私はそこにボトルがあると知らずにその周りの床を正確に切ったんだ。本当に信じられない。」と言っている。
Victorian: ビクトリア時代の
(1837-1901、ビクトリア1世が統治していた時代)
open up :鍵などを開ける
1フィート :約30cm
without -ing: 知らずに〜
smash :叩きつける、粉々にする
(一部省略した内容:彼女は8歳と10歳の娘達の帰宅を待ち、ボトルのメモを取り出そうとした。最初はピンセットを使ったが、メモが破れ始めてしまった。)
そういうわけで彼女はハンマーを持ってきてボトルを粉々にした。
彼女は「私たちは皆そのボトルを取り囲み、明かりを向けてそれを読もうとしました。すごくワクワクしました」と言っている。
そのメモは2人の男性労働者のサインと日付が入っており、「ジェームズ・リッチーとジョン・グリーブはこの階に横たわっている。でも彼らはウィスキーを飲んでいない。1887年10月6日
このボトルを発見した人は私たちのゴミが道に吹き飛ばされたと思うかもしれない」
crowd around : 取り囲むlaid(-layの過去形) :横になる
このボトルが発見された場所は使用人部屋があり、1881年の住民調査によるとそのメモの名前の男性は数十メール離れた場所に住んでいたそうです。
ボトルを発見した家族はそれを酸化防止フィルムで保管し、ボトルの破片とともに保管するそうです。
またボトルがあった場所にオリジナルのメモの内容を複写したものと家族の新しいメモと併せて戻したそうです。
イギリスやヨーロッパでは古い家を改築して住み続けることも多いのでこのような古いメモが見つかったのでしょう。それにしても配管工が偶然にもボトルの周りをピンポイントで切り出したのにも驚きですね。まるでボトルがそうさせたかのように何かメッセージ性を感じるものがありますね。
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