イギリスレシピ3〜イギリスの超定番ケーキ・ビクトリア・スポンジ

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ビクトリア・スポンジという名前のこのケーキは、日本で見かけることは少ないですが、イギリスの至るところで売られているほど定番のケーキです。

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ビクトリア・スポンジってどんなケーキ?

日本でスポンジケーキというと、ふわふわで軽い食感の物が多いですが、このビクトリア・スポンジケーキはどっしりして食べ応えがあります。

2枚のスポンジケーキの間にベリー系のジャムとクリームを挟み上に粉砂糖を振ったシンプルなケーキです。ジャムはラズベリーが1番の定番ですが、いちごジャムを使ったり、生のいちごやラズベリーを贅沢にトッピングしたものもあります。2枚のスポンジでフィリングを挟みサンドイッチ状態にしているところから、ビクトリア・サンドイッチとも呼ばれています。

ちなみにこのケーキはスライスして2枚にするのではなく別々の型で2枚焼きます。私もイギリスで購入しましたが、あちらにはビクトリアケーキ用の2枚セットになったケーキ型が売られています。

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ビクトリア・スポンジはいつ頃からあるの?

19世紀のイギリスの女王、ビクトリア女王は昼食と夕食の間にお茶と甘いものを食べる習慣がありました。女王は友人を招いてアフタヌーンティーのようなお茶会を開くこともあり、上流クラスの間でこのアフタヌーンティーが流行するようになりました。

この時代、ケーキといえば1段でどっしりしたものが主流でしたが、ビクトリア女王はお抱えシェフに自分が好きなラズベリージャムを挟んだ2段のケーキを作らせました。その女王の名前にちなみ、このケーキはビクトリア・スポンジと呼ばれるようになりました。

またこの頃、ベーキングパウダーが開発されたこともケーキの流行に一躍買っていると言われています。

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ビクトリア・スポンジのレシピ

ケーキ生地の材料は卵、小麦粉、バター、砂糖と至ってシンプルです。ケーキのフィリングはジャムとクリームですが、クリームが苦手な方はシンプルにジャムだけでもおいしくできます。

イギリスのレシピを以下に日本語訳と一緒にアップしますので、ぜひ挑戦してみてください。

材料
※スポンジの材料は必ず室温に戻してください。冷たいと分離したり、きれいにふくらみません。

(スポンジ)
160g  無塩バター(柔らかくする)
160g 小麦粉とベーキングパウダー5g(ふるっておく)
160g グラニュー糖
3個  Lサイズ卵(150g相当、軽く混ぜておく)
あればバニラエッセンス

(フィリング)
150g 生クリーム
125g いちごジャム
大さじ1 アイシングシュガー(粉砂糖、ケーキの上にふるう)
スポンジの焼き方

1 オーブンを180度に予熱する。
2 8インチ(約20cm)の型に油(バター)を塗りクッキングペーパーを敷く。
(もし型が1つしかなければ焼いた後、半分にスライスしてOK)
※シリコンの型ならこの手順は不要です。
3 砂糖とバニラエッセンス、無塩バターを色が白っぽくふわっとするまで混ぜる。
4 別の器に卵を入れてかき混ぜておく。
5 バターのボウルにダマにならないよう少しずつ卵を加えていく。
※もしダマになったら小麦粉を少し入れて混ぜると改善されます。
6 小麦粉をふるい入れて切るように混ぜる。
7 生地を2つの型に分け入れ、平にする。
8 オーブンの中段に入れ、約20分、ケーキが黄金色になるまで焼く。
※1つの型で焼く場合は5〜10分様子を見て長めに焼いてください。
9 ケーキに楊枝や竹串を刺し、何もついていないことを確認する。
※どろっとした生地がついてきたら、まだ生焼けなのでもう少し長く焼いてください。
10 焼き上がったら型から外して冷ます。
※1つの型で焼いた場合は冷めてから半分にスライスする。
1 生クリームをツノが立つくらい泡立てる
2 下側になるケーキの内側に平になるよう生クリームを塗る
3 クリームの上に注意しながらいちごジャムを平に塗る
※クリームの上にジャムを塗るのは難しく側面に滑り落ちて汚くなるので、
私は下側のケーキに生クリーム、上側のケーキにジャムを塗っています。
4 もう半分のケーキでサンドし、注意して作業台からお皿に移す
5 アイシングシュガーをふってサーブする

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