イギリス英語とアメリカ英語は何が違うの?スペルの違い9つのルール

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イギリス英語とアメリカ英語は同じ英語ですが、微妙な違いがあります。スペルが違ったり、使っているアルファベットは同じでも単語の中で綴りの順番が違うものがあります。この記事ではそのルールを一つずつご紹介します。

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ルール① -re(イギリス🇬🇧) と -er(アメリカ🇺🇸)

British
イギリス式🇬🇧
日本語🇯🇵American
アメリカ式🇺🇸
centreセンター(中央)center
litreリッター(リットル)liter
metreミーター(メートル)meter
theatreシアター(映画館)theater

このルールについては、日本ではアメリカ式の綴りを見ることがほとんどだと思います。
私は初めてのイギリス一人旅の前にオンラインでレストランのディナーを予約しましたが、その時に???と思ったのはこの綴りです。

THEATRE シアトレ????
この時初めてイギリス式のスペルで「シアター」をこのように書くことを知りました。
ちなみにプレ・シアターメニューというのはミュージカルが始まる前の通常のディナータイムより前に提供されるメニューで、店によってはディナー料金の半額ほど程度で割安に食事ができます。

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ルール② -our(イギリス🇬🇧) と -or(アメリカ🇺🇸)

British
イギリス式🇬🇧
日本語🇯🇵American
アメリカ式🇺🇸
colourカラー(色)color
favouriteフェイバリット(好きな)favorite
honourオナー(名誉、尊敬)honor
humourヒューモア(ユーモア)humor

ルール①と同様、日本ではアメリカ式のスペルを見ることがほとんどだと思います。イギリス人と日常で接するため私はすっかりイギリス式のスペルに慣れてしまい、colorという綴りを見るたびに、
Uが足りない・・・
と落ち着かない気分になってしまいます。笑

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ルール③ -ise(イギリス🇬🇧) と -ize(アメリカ🇺🇸)

British
イギリス式🇬🇧
日本語🇯🇵American
アメリカ式🇺🇸
realiseリアライズ(気づく)realize
analyseアナライズ(分析する)analize
recogniseレコグナイズ(認識する)recognize
apologiseアポロジャイズ(謝る)apologize

イギリスでも アメリカ式の -ze で書くこともありどちらも使われています。イギリス人の英語教師の友達がapologize とアメリカ式で書いていたのを見たことがあります。

ルール④ -ence(イギリス🇬🇧) と -ense(アメリカ🇺🇸)

British
イギリス式🇬🇧
日本語🇯🇵American
アメリカ式
🇺🇸
licenceライセンス(免許)lisense
practiceプラクティス(練習)practise
defenceディフェンス(防御)defense
offenceオフェンス(犯罪、違反)offense

イギリスやアイルランドでoff-licence (オフライセンス)という看板を見かける事があります。
これは酒類販売許可を得た店の証です。店内での飲酒は不可ですが、持ち帰りはOKという許可証です。中東やアジア系の食品も扱う深夜営業の個人商店が多い印象です。

ルール⑤ -logue(イギリス🇬🇧) と -log(アメリカ🇺🇸)

British
イギリス式🇬🇧
日本語🇯🇵American
アメリカ式🇺🇸
catalogueカタログ(カタログ)catalog
analogueアナログ(アナログ式の)analog
dialogueダイアログ(劇などの対話)dialog
monologueモノログ(独白、一人芝居)monolog

Catalogue はギリシャ語に由来しているそうですが、同じくカタログを意味する「brochure(ブローシュア)」も良く使われています。こちらはフランス語から来ているそうです。

ルール⑥ -t(イギリス🇬🇧) と -ed(アメリカ🇺🇸)

British
イギリス式🇬🇧
日本語🇯🇵American
アメリカ式
🇺🇸
leant「learn 習う」の過去形、過去分詞形learned
dreamt「dream 夢見る」の過去形、過去分詞形dreamed
burnt「burn 燃える」の過去形、過去分詞形burned
spelt「spell 綴る」の過去形、過去分詞形spelled

日本の学校で習うのはアメリカ式だったので、初めてイギリス式のスペルを見た時は間違いかと思いました。笑
リストには入れませんでしたが、get(得る)の過去形と過去分詞形もアメリカとイギリスで違います。

アメリカ get-got-gotten
イギリス get-got-got

ルール⑦ -ll(イギリス🇬🇧) と -l(アメリカ🇺🇸)

British
イギリス式
🇬🇧
日本語🇯🇵American
アメリカ式
🇺🇸
travelling「travel 旅行する」+ingtraveling
traveller「travel 旅行する」+ertraveler
travelled「travel 旅行する」+edtraveled

イギリス式では最後がlの単語にing, ed, er をつける時、llにするものがあります。

(その他の例)cancel, model, marvel

ルール⑧ -l(イギリス🇬🇧) と -ll(アメリカ🇺🇸)

British
イギリス式🇬🇧
日本語🇯🇵American
アメリカ式🇺🇸
enrolmentエンロールメント(入会、入学)enrollment
fulfilフルフィル(果たす、満たす)fulfill
skilfulスキルフル(熟練した)skillful
instalmentインストールメント(分割払い)installment

こちらはルール⑧と逆にイギリス式ではlが一つなのをアメリカ式で二つにする例です。

ルール⑨ ほぼ同じだけど微妙にスペルが違う言葉

British
イギリス式🇬🇧
日本語🇯🇵American
アメリカ式
🇺🇸
jewelleryジューリー(装身具、宝石)jewelry
programmeプログラム(番組、企画)programe
mumマム(お母さん)mom
moustacheムスタッシュ(口ひげ)mustache
tyreタイヤtire
mouldモールド(型)mold
pyjamasパジャマpajamas
whiskyウィスキーwhiskey
specialityスペシャリティ(特性、専門)specialty
greyグレイ(灰色)gray

同じことを意味する単語に、間違い探しのような微妙な違いがあります。笑
イギリス式の方が全般的に文字数が多い印象ですね。アメリカに伝わった時にアルファベットを落として書くようになったとも言われています。

アメリカ英語が主流の日本では目にする機会は少ないと思いますが、イギリスの文書などを読むと出てくると思います。イギリスオタクの私は、イギリス式のスペルを見ると意味もなく嬉しくなってしまいます。笑

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