クリスマスが近づき、日本でもツリーや飾り付けが至るところに見られる時期になりましたね。イギリスではどのようなクリスマスデコレーションをしているのでしょうか。写真と一緒にご紹介します。
街の飾りやイルミネーション
ツリーだけでなく、街中にイルミネーションが施されます。日本と違うのは街中で上空にもLEDなどで飾りが施されている点だと思います。
ロンドンのトラファルガースクエア(Trafalgar Square)にはノルウェーから送られる巨大なモミの木のツリーが飾られます。これは第二次世界大戦でイギリスがノルウェーを助けたことへの感謝の証として75年間にもわたって続いています。飾りはLED一色とシンプルだからこそもモミの木の素材も引き立ち、特別感があります。
また、クリスマスマーケットや移動遊園地、アイススケートも開かれ、人々は冬ならではのアトラクションを楽しみます。
なお、クリスマスのデコレーションはだいたい11月最終日曜日頃から1/5まで飾られます。1/6を公現祭(キリストの栄光が現れた日)とし、その前日の1/5はクリスマスの日から数えて12夜目でこの日までにクリスマス飾りを片付ける風習があります。
イギリス家庭ではどんなクリスマスデコレーションをするの?
日本と同じ人工のクリスマスツリーはもちろん、スーパーやホームセンターではクリスマス前に1〜2メートルくらいの本物のモミの木が販売されます。
オーナメントは通常のクリスマスモチーフに加えイギリスならではのユニオンジャック、二階建てバス、電話ボックスなどもあり、好みによって思い思いに飾り付けをします。
なお、クリスマスツリーを飾る習慣はドイツからのもので、ヴィクトリア女王の夫アルバート公がドイツ人だったことに由来するそうです。
ツリー以外では玄関ドアにはリースを、家の外や中にイルミネーションを飾るのは日本と同じですね。
またイギリスではカードを送り合う文化が未だに根強く、クリスマス前にカードを交換し、もらったツリーの下や窓際などに飾っているのもよく見かける光景です。
またクリスマスのプレゼントもクリスマスツリーの下に置かれ、25日の朝に開けます。プレゼントは家族、恋人、友人、同僚などに送ります。
また関係性によってはプレゼントは1人に対して1つではなく、2つ以上の場合もあります。私はイギリス人フィアンセからクリスマスプレゼントを3つもらったこともあります。全部が高価な物ではなく、ちょっとした日用品もプレゼントになります。
最初はその文化を知らず、プレゼントを1つだけしか用意しませんでしたが、私も2年目以降は彼に2つの以上プレゼントをしています。
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