【速報】イギリスの首相リズ・トラスが就任45日後に辞任を表明!英国史上で最短の首相

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2022年9月6日に就任したばかりのイギリスのリズ・トラス首相が10月20日に辞任を表明。わずか45日の就任期間に何が起こったのでしょうか。
こちらで辞任会見を見ることができます。

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リズ・トラス首相ってどんな人?

メアリー・エリザベス・トラス(Mary Elizabeth Truss)は労働党左派である数学者の父と看護師の母の間に生まれました。
幼少時はスコットランドに住み、カナダに1年居住したこともあります。オックスフォード大学卒のエリートです。

大学卒業後は民間企業に就職し、1998年から政界入りしました。
環境大臣、司法大臣、国際貿易大臣を経て2021年には外務大臣に就任。ウクライナ支援の強化に努めました。その後EU担当国務相となり、2022年7月10日のボリス・ジョンソン元首相の辞意表明を受け、保守党党首に出馬しました。
2022年9月6日には英国史上三人目の女性首相として故エリザベス2世女王から正式に任命されました。

私生活では2000年に会計士のヒュー・オレアリー氏と結婚し2児をもうけるも2006年には元保守党員のマーク・フィールド氏との情事が明るみに出ました。

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就任期間中にどんなことをしたの?

首相就任後から山積みの課題を抱えたトラス政権ですが、就任2日後の2022年9月8にはエリザベス2世女王が亡くなるなど波乱含みのスタートとなりました。
トラス首相は物価高の最中、大幅減税や光熱費の補助などを公約として打ち出しましたが、40年ぶりの物価高で電気・ガス料金の高騰に苦しむイギリスでは経済不安などもあり、英ポンドの急落など混乱を極めることになりました。
この混乱を終息させるため、10月17日にクワルテング財務相を解任しました。またトラス首相は減税策を撤回せざるを得なくなり、公約不履行を認め謝罪しました。10月20日にはスエラ・ブレイバマン内相が辞任し、トラス政権存続の危機が危ぶまれ始めました。

これらの大混乱により、野党からは辞任の声が上がりました。
それでもなお、「’m a fighter, not a quitter‘」(私は腰抜けではない、ファイターです)などと強気なことを言っていた首相ですが、党内の反発が収まらず10月20日には辞任へと追い込まれることとなりました。

こうして発足から45日という短い期間で辞任を余儀なくされることとなりました。

ある調査会社によるとトラス政権への支持率はたった7%まで落ち込んでいたそうです。

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