イギリスのスラングや良く使うカジュアルな表現・後半(21〜40)

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前半の記事では1〜20までのイギリスでよく使われるカジュアルな表現を取り上げました。では21〜40に行ってみましょう!

21. dodgy(ドッジー)

何だか怪しい、うさんくさいという時に使う言葉です。

I think this comp is dodgy.
この会社は怪しいと思う。

22. faff(ファフ)

何もせず時間を無駄にする、生産性のないことに無駄な時間を使うなどの意味です。

Stop faffing around!
時間を無駄にするのをやめろ!

faff around/aboutどちらも使われます。

23. pop to(ポップ トゥ)

ちょっと行ってくるというときの表現です。go to より軽いカジュアルな言い回しです。

I’ll pop to the pub
ちょっとパブに行ってくる。

24. loo(ルー)

トイレのことをlooと言います。アメリカではトイレはtoilet(トイレット)と言わないと聞いたことがありますが、イギリスでは普通に使われています。ただ直接的なので、もう少しマイルドなこのlooが特に女性の間で良く使われます。

I need the loo.
トイレ行きたい。

25. bum, arse(バム、アース)

bumはお尻を指すカジュアルな言葉で、そこまで下品な響きはありません。ちなみにbum bagはウエストポーチになります。

arseは日本語だと、ケツという感じになるので、やや下品な印象があります。arseはアメリカではassとなります。
arseにはいくつか用法があるので、よく使われるものをご紹介します。

1.arsehole:馬鹿、ムカつく奴
He is an arsehole.
彼はムカつく奴だ。

2.pain in the arse:ムカつく、イライラする
He is really a pain in the arse.
あいつ、マジムカつく。

26. cuppa (カパ)

cup of tea を省略した言い方です。
イギリス人はとにかく紅茶をよく飲むので、言いやすいようにこの言葉が出来たのでしょう。

Fancy a cuppa?
お茶、飲みたい?

また one’s cup of tea は、〜の好みという意味になります。

This is not my cup of tea.
これは私の好みじゃないわ。

27. chips, chippy (チップス、チッピー)

ChipsはFish and chips (フィッシュ&チップス)のチップスで、いわゆるフライドポテトのことです。フライドポテトは英語だとfrench fries(フレンチフライズ)になります。チップスとの違いはチップスの方がフレンチフライより1本1本が太いところです。
日本だとチップスはポテトチップスをイメージする人が多いと思いますが、イギリスではポテトチップスはcrisps(クリスプス)です。
またChippyはフィッシュ&チップスのことで、フィッシュ&チップス屋さんを愛称でchippy shopとも呼びます。

28. banger (バンガー)

イギリスの伝統的なパブ料理にbangers and mash (バンガーズ&マッシュ)というものがあります。bangersはソーセージのことで、巨大なソーセージと山盛りのマッシュポテトが盛り付けられた一皿です。

イギリス人婚約者が料理したbangers&mash

29. queue (キュー)

日本人とイギリス人の共通点のひとつと言われることがある、列を作って並ぶがqueueです。列そのものも指します。

Are you queueing for the ticket?
チケットに並んでいますか?

順番を無視する、横入りはjumping queueと言って嫌われるのも日本と同じですね。

30. quid(クィッド)

イギリスの通貨はpound(パウンド、日本読みだとポンド)です。イギリスではpoundのことをquidと言います。

また5ポンドをfiver(ファイバー)、10ポンドを tenner(テナー)と言います。

31. fortnight(フォートナイト)

2週間のことをfortnightと言います。古くはfourteen nights(14夜)から来ているとも言われます。

32. hoover(フーバー)

掃除機のことです。通常はvaccume cleanerと言いますが、よく売れていたブランド名がそのまま掃除機を指すようになったと言われています。掃除機というと住んでいたケアハウスにHenry(ヘンリー)という重くて使いづらい掃除機がありました。(下の写真のもの)
これはフーバーの会社の商品ではありませんが、イギリスのショッピングサイトでは普通にHooverという言葉を使っていました。

33. mate(メイト)

クラスメイト、ルームメイトなど、「メイト」がつく単語から想像できるようにmateには友達という意味があります。男性も女性も普通に使います。ちなみに私の婚約者はイギリスにいる弟に電話する時、いつも 「Alright mate? (よう、元気?)」と使っています。

34. lad, bloke, chap(ラッド、ブローク、チャップ)

どれも男性を指す言葉です。

lad …若者や少年など若い男性。
bloke…(親しみを込めて)ヤツ、男。
chap…blokeと同じですが、やや古臭いイメージです。イギリス人の英語の先生が使っていました。

35. bird(バード)

鳥のbirdと同じスペルですが、女性を表します。若い女性や誰かのガールフレンドに使います。

36. hiya (ハイヤ)

How are you?から来ていると言われますが、HelloやHiの代わりに挨拶として使われています。
アメリカや他の地域ではあまり使われないようなのですが、イギリス人はよく使います。お店に入ったときや会計のレジでも至る所で聞く言葉です。

37. telly(テリー)

television(テレビジョン)の省略した言い方です。
単語の後ろが変わるパターンは他にもいくつかありますが、これはイギリスに限らず使われていると思います。

blanket(ブランケット) ⇨blankie(ブランキー)
handkerchief(ハンカチーフ) ⇨hanky (ハンキー)
sandwich (サンドイッチ)⇨sarny (サーニー)
breakfast (ブレックファースト)⇨breakky (ブレッキー)

38. knickers(ニッカーズ)

女性用の下着、パンティーのことを指します。19世紀にスポーツウェアなどとして着用されていた短めのバギーパンツがknickerbockers(ニッカーボッカーズ)というもので、そこから来ているそうです。

39. fag(ファグ)

タバコのことです。タバコはポルトガル語なので英語圏ではcigarette(シガレット)となります。

40. tube (チューブ)

ゴムチューブなどの管ではなくロンドンの地下鉄のことです。
諸説あるようですが、トンネルの形がチューブに似ているからその名がついたとも言われています。
中は日本の電車よりコンパクトです。

Photo by akky, London

以上、2回に分けて40単語+アルファのイギリスでよく使われる表現で特に私が自分でも使ったり、これまでに使っているのを聞いたことがある言葉に絞ってご紹介しました。

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